【半沢直樹】原作とドラマの違いは?セリフやラストに違いあり!

半沢直樹シーズン2が放送され、早くも話題の中心になっていますね♪

シーズン1から7年経過しての放送なので、原作を読んでからシーズン2を見よう!という方も多いはず。

また、シーズン1は見てなかったけどシーズン2は見たい!という方は、原作とドラマの違いも気になりますよね?

そこで、半沢直樹の原作とドラマの違いにフォーカスし、シーズン2の放送に備えられるよう、ナビしていきたいと思います!

【半沢直樹】原作とドラマの違いはある?

原作を読むにあたって、ドラマと原作の違いは押さえておきたいところ。

そこで、まずは簡単に原作に触れて、その後に詳しい「違い」をご紹介していこうと思います。

原作は小説「下町ロケット」で直木賞を受賞した池井戸潤さんの人気小説。

原作は全部で4シリーズあり、そのうち「オレたちバブル入行組」では、ドラマの第1話~第5話が、「オレたち花のバブル組」では第6話~最終話にあたる内容となっています。

原作者の池井戸さんは、元三菱東京UFJ銀行に勤めていたキャリアがあるため、小説の中で描かれる世界観はリアリティーが高く、読むものを引き込んでくる力強さを感じる作品になっています。

まさに、池井戸作品の代表作といっても過言ではない作品です。

ドラマシーズン2では「ロスジェネの逆襲」「イカロスの銀翼」がモデルとなっているそうです。

では続いて、原作とドラマの違いについて見ていきましょう!

半沢直樹のセリフはもっとシビアだった!?

ドラマでも憎たらしい上司に「倍返しだ!」と啖呵を切ったり、土下座を迫るシーンはありましたが、原作ではもっとシビアなセリフや立ち回りだったんです。

例えば、浅野支店長に不正の事実をつきつけたシーン。

ドラマでは土下座1回に対し、原作では複数回土下座を迫るシーンがあり

「泣き寝入りはしない。そして潰す。二度と這い上がれないように。浅野にそれを思い知らせてやる」など、きついセリフが…!

他にも「お前など銀行員のクズだ。破滅させてやる」など、ドラマ以上にシビアなやりとりがあります。

テレビは登場人物の表情や声のトーン、身ぶりなど、視覚から視聴者に怒りのレベル感を訴えることができますが、小説はそうはいきません。

登場人物の表情を視覚で「見る」ことができない分、あえて、きつめの言葉選びをし、半沢の並々ならぬ怒りを表現しているのかもしれませんね。

 

原作では「倍返し」フレーズを言わない!?

ドラマでは、半沢直樹の代名詞のように、多用された「やられたらやり返す!倍返しだ!」というセリフ…。

実はこのフレーズ、原作では1回程度しか言わないんです!

原作で登場した際には、「基本は性善説。だが、やられたらやり返す。倍返しだ」と、怒りを噛み締めるように表現されているように感じました。

ドラマでは、キャッチーなフレーズとして視聴者の心をつかんだ、決めゼリフ的要素が強かったように思います。

実際に半沢の「倍返し」フレーズが決まる度、Twitterでは大盛り上がり!

原作にも度々登場してたんだろうなぁと思っていた筆者は、この違いは特にびっくりしてしまいました!

原作では半沢の父は自殺していない!?

ドラマではネジ製造の町工場を経営していた半沢の父は、大和田が融資の貸し剥がしを行ったことで追い詰められ、自殺してしまいます。

しかし原作では、大和田に貸し剥がしをされたストーリーはなく、地元の第2地銀に助けてもらい生存しています。

原作の設定にはなかった展開ですが、その方が視聴者も感情移入をしやすく分かりやすかった気がします。

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【半沢直樹】原作とドラマで違うラストシーンとは?

原作との違いは複数ありますが、中でも大きな違いとなったのが、ラストシーン

ラストシーンの違いについて、ご紹介していきましょう!

原作とドラマの違い①【大和田が半沢に土下座する】

取引先の運用失敗を隠蔽し、妻の会社へ3000万円もの迂回融資を指示していた大和田。

取締役会で半沢がその不正を暴き、今まで大和田が虐げてきたすべての人に謝罪するように、土下座を迫ったのです。

「土下座してください。やれーっ!大和田ーっ!!」」と。

大和田は拳を握りしめ、抵抗して震える体を押さえつけながら、土下座をしました。

原作では大和田は土下座をしない

ドラマでは大和田常務を取締役会で追求するシーンで、香川さん演じる大和田の派手な土下座シーンが披露されましたが、原作では土下座はありません。

 

原作とドラマの違い②【大和田の処分は降格のみ】

不正を行った大和田は、懲戒処分も覚悟していましたが、頭取が下した処分は、常務取締役から、平の取締役にする「降格処分」のみ。

片道切符の島流し…こと、出向処分がつくことすらありませんでした。

出向処分を言い渡されたのは、なんとっ!正義を貫いた半沢でした。

つまり、大和田はまだ銀行内に所属することになります。

原作では大和田の処分は降格+出向

「銀行員は1回でも汚点を付けたら二度と浮かび上がれない」それを表すように、大和田は降格処分+出行を待つ身となりました。

取締役会で土下座した常務が、平取締役に留任なんて緩やかな処分ではありませんでした。

 

原作とドラマの違い③【半沢に出向を言い渡したのは頭取】

半沢に東京セントラル証券への出向を言い渡したのは、頭取本人でした。

正しい行いをした半沢に出向!?あれ?なんで?と思われた視聴者も多かったはず。

半沢も納得がいかない表情です。

原作では半沢に出向を言い渡したのは人事部長

原作では人事部長と内藤寛部長が半沢を呼び出し、異動が伝えられます。

その際に、あくまで「単なる異動」であり、「処分ではない」と言われます。

これは銀行組織に所属していた池井戸さんだからこそ分かる、リアルな設定で、一銀行の次長が頭取と個人的な接点を持つことは考えづらいためです。

ドラマでは、頭取のインパクトを残すため、頭取から直接半沢の異動が伝えられる設定にしたのかもしれませんね。

 

原作とドラマの違い④【頭取の判断と思惑】

大和田を切ることは簡単ですが、頭取がそうしなかったのには、頭取なりの思惑があってのことでした。

表向きは頭取の「懐の広さ」のように見えますが、あえて降格処分だけにすることにより、大和田は頭取に頭が上がらなくなったのです。

そこには、大和田派閥をそのまま頭取側の勢力に率いれることにより、派閥を解体し、銀行内の融和を優先するという思惑があったのです。

さらに、大和田を懲戒免職や出向したことが世間に出ると、銀行内で不穏な動きがあったことがバレ、銀行全体の信用問題になりかねないという危機感もあり、こういった裁きになったのかもしれません。

原作では表現が違う

ドラマでは半沢に直接「出向」を言い渡したのが頭取として描かれています。

取締役会での立ち回りに対して役員から批判が出ているとして「処分」という形で出向を言い渡したニュアンスが強く写ってしまっていましたが、原作では「異動」というニュアンスで表現していた点が異なります。

半沢では「出向=出世コース外れた」と描かれがちですが、必ずしもそうではないようです。

将来の役員候補として、出向で幅広い金融業務を身に付けさせ、本社に戻すという出世コースの1つでもあるようです。

一方で、半沢は取締役会で大和田を土下座させており、まわりの役員からは批判が出ていたのも事実。

頭取が目指す銀行内の派閥融和を乱したのもあり、ほとぼりが覚め、実績を納めれば本社に戻す算段なのかもしれません。

また、金融庁からは半沢の生意気な態度を指導するよう注意を受けていた手前、半沢を出向させたのかもしれません。

そういう銀行内を取り巻く不穏な芽にうまく折り合いをつける良い機会として、今回の件をうまく利用していたのです。

原作とドラマの違い⑤その他細かい設定の違い

上記でご紹介した以外にも、小さな違いはドラマと原作で多数見られます。

例えば、

■ドラマでは半沢と同期が体育会剣道部出身となっていたり(原作ではその設定はない)

■半沢の妻がドラマでは専業主婦で半沢の気持ちを汲み取り行動する姉御肌タイプの良き嫁であったり(原作では性格はもっときつめで半沢の仕事に無理解のつめたい妻として描写されている)

■ドラマほど頭取と半沢の距離は近くない

など、細かな設定の違いはあります。

【半沢直樹】原作とドラマの違い!まとめ

今回は「半沢直樹」の原作とドラマの違いについて、まとめてきました。

意外にも大きな違いがあり驚きました。

半沢の決めゼリフでもある「倍返し」が原作では、1回しか出てこないことには衝撃を受けました。

文章で登場人物の内面を伝える原作と、映像でそれを伝えていかなければならないドラマとでは、表現する土俵が違うため相違点も出てきて当然。

その違いを「違い」として楽しんで見ることが出来るのなら、2倍「半沢の世界」を楽しめます!

そう思えば、なんとなくお得感があっていいですよね?♪

シリーズ2も原作と違う設定が用意されているのか、ドラマでお馴染みの「倍返し」が聞けるのか、早くも楽しみでたまりません♪